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ダン・アリエリーの
予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
を読みました。
本読み子
イグ・ノーベル賞は「人々を考えさて笑わせた業績」に与えられるノーベル賞のパロディの賞です。つまり、ダン・アリエリーの研究はユニークだと認められたということですね(*’ω’*)
この本に書かれていることは
- 実は人間はまったく合理的でない行動ばかりとっているということ
- 人間がどんな不合理な行動をするか調べた実験のこと
- 自分の行動の不合理さに気づき、克服するための対策
だいたいこんな感じです。読み進めていくと
本読み子
とちょっとこっぱずかしい気持ちになることも。
予想どおりに不合理を読み終わるころには、あなたも今まで気づかずにまんまと不合理だった行動が変わっているかも・・・?
予想どおりに不合理|行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」に書かれていること
本の目次は
- 相対性の真相
- 需要と供給の誤謬(ごびゅう)
- ゼロコストのコスト
- 社会規範のコスト
- 無料のクッキーの力
- 性的興奮の影響
- 先延ばしの問題と自制心
- 高価な所有意識
- 扉をあけておく
- 予測の効果
- 価格の力
- 不信の輪
- わたしたちの品性について
- ビールと無料のランチ
本読み子
著者が言うには、人間は物事を恣意的に決断しその決断が自分の中に定着するとその恣意をそれ以降貫き通す特性があるそうです。
本読み子
- なぜ「無料!」というキーワードが出てくると合理的な判断ができなくなるのか
- 義母が作った美味しいごはんに対価を払おうとしたら義母は泣き姪は激怒したのはなぜか
- 性的興奮状態のときとそうでない時に意思決定の差はどれくらいあるのか
- レポートの提出に関してほとんどの人が先延ばしの問題を抱えているが改善させるポイントは何か
- 手に入るかもしれないものより失うかもしれないものにより価値を感じるのはなぜか
- なぜ自分のお気に入りの所有物はなんでも過大評価してしまうのか
- たくさんの選択肢があれば全部選んでおきたくなるのはなぜなのか
- 美味しそうだと信じたときは美味しく感じ、まずそうだと思えばまずいのはなぜか
- 高価な薬だと認識していれば痛みが軽減したと感じるのはなぜか
- シェアハウスで複数あるトイレで持って行かれたトイレットペーパーをどうすれば返してもらえるか
- 現金から少し離れたとたんに不正行為が起きる確率が跳ね上がるのはなぜか
ビックリするような実験をしてこれらのことを検証しています。
「まぁそうなるよね」と思うところもあるけど、
へえーーー!!と感心する回数も多いです。
本読み子
著者のダン・アリエリーのプロフィール
行動経済学の第一人者でデューク大学教授。テルアビブ大学で心理学を学び、
- ノースカロライナ大学チャピルヒル校で認知心理学の修士号と博士号
- デューク大学で経営学の博士号
を取得。
その後、MITのスローン経営大学院とメディアラボの教授を兼務。
人間がどのように決断するのか、特になぜ不合理な決断を行うのかについてメジャーな論文誌だけでなく、
- ニューヨークタイムズ
- ウォールストリートジャーナル
- ワシントンポスト
などでも研究が紹介されている。
2008年度、イグ・ノーベル賞受賞。
予想どおりに不合理|行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」を読んだ感想まとめ
とにかく実験!!いろいろな実験をしています(笑)
一番最初に著者がケガをしたときのことを書いているんですが、ここが一番興味深かったかも。
人間の思い込みとか合理的なはずが合理的じゃない方を選んでしまったり。
人間の脳ってオモシロイですね~。
ちなみに先延ばしの問題は本人が先延ばしを自覚して周りに向かって決意表明すると良いそうです。読み子には有効だと思うけど、わが子は決意表明なんてしてくれるかな?って思いました(笑)
本読み子
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