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坪倉優介さんの
記憶喪失になったぼくが見た世界
を読みました。感想・口コミをまとめます。
本読み子
著者である坪倉優介さんが
- 大学からスクーターで帰宅途中にトラックに衝突する事故に遭う
- 意識不明の重体になるが、10日後奇跡的に意識が戻る
- 記憶を失った坪倉さんと家族で生きなおす
すごくざっくり表現するとこんな感じです。
本読み子
ある意味問題作。でも傑作です、間違いなく。
本読み子
【口コミ感想】「記憶喪失になったぼくが見た世界」に書かれていること
本の目次は
- 第1章 ここはどこ?ぼくはだれ?
- 第2章 これから何がはじまるのだろう
- 第3章 むかしのぼくを探しにいこう
- 第4章 仲間はずれにならないために
- 第5章 あの事故のことはもう口に出さない
- 第6章 ぼくらはみんな生きている
- あとがきにかえて
5章までは、最後にお母さんの記憶というパートがあります。
本読み子
ほかの誰にも絶対に書けない
想像力とかで書けるものではないと思いました。
体験者だからこそ書けるし、記憶をなくしたことで一度人格がリセットされたからこそこういう文体で書けるんだと思いました(人格がリセットされたという表現が適切かわかりませんが・・)。
大学に割と早い段階で復学するのですが、そこでの人とのかかわりはもう読んでいて心が痛い・・・。
本読み子
著者の坪倉優介のプロフィール
1970年大阪府生まれ。
草木染作家。
大阪芸術大学芸術学部卒。
1994年京都の染工房「夢祐斎」に入社。
染師・奥田祐斎氏に師事。
2001年草木染作家としてデビュー。
大阪芸大の卒業後にインタビューを受けておられます。
「記憶喪失になったぼくが見た世界」を読んだ感想まとめ
おもしろかったという表現は適切ではないかもしれませんが、一気に読める本です。
エンタメ的な面白さではなく、自分には絶対にわからない世界であったり感覚であったり、そういうものが表現の仕方によってはおもしろかったということになるかもしれません。
あまりにも衝撃的でうまい表現が思いつきません。
感動はもちろんするのですが、そんな薄っぺらいことばで片付けていいのだろうか・・・?と自問自答するような作品です。
お母さんが(もちろんお父さんも)葛藤したり悩んだりしながら優介さんに向かい合って行く姿は、ただただすごい・・・と脱帽しました。
本読み子
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